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番外編★【海外ワーキングガール事情 Vol.4 前編】多種多様な民族が暮らすアメリカで経理・財務のトップとして働く

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アメリカ在住の寺田治子さん

本コラムでは、日本とは異なる習慣や文化の中で、自分らしく輝いて生きている女性たちのお仕事や暮らしにスポットをあて、海外から「生」 の声をお伝えいたします。

Vol.4でご紹介するのは、アメリカで、企業のファイナンシャルコントローラーとして働く寺田治子さん。多人種多文化の人々が共存するアメリカで働くには、それぞれの人種や文化を尊重する姿勢がつねに求められるそうです。そうした、日本とはかなり異なるアメリカの社会を詳しくレポートしてくれました。

「アメリカで生活する」予感が的中

(以下アメリカ在住の寺田治子さんよりお伝えいたします)

私は現在アメリカ中西部ミシガン州デトロイト郊外の町に住んでいます。他の都市に旅行して「デトロイトエリアから来た」と自己紹介で伝えると、大体の人がとても心配してくれます。デトロイトといえば米国の主要な自動車メーカーが本拠地を構える世界有数の自動車工業都市として知られていましたが、昨年起きたデトロイト市の経済破綻があまりにも有名だからです。日本の母でさえも、「デトロイト大変なんだって?大丈夫?」と電話をかけてくるぐらいです。

しかし、私の住む町はオークランドカウンティー(郡)にあり、実はこのカウンティーは全米の中でも裕福な郡のひとつとして有名です。デトロイト市のあるカウンティーのすぐ北に位置し、自動車関連会社が多く、その重役の方々が多く住む町も点在しています。 日本の補習学校もあり駐在員のご家族も住んでいるとても住みやすい安全な町ばかりです。よってデトロイト市はとても近いのですが、デトロイト市の破綻の影響が感じられないほどです。

▲デトロイト空港からの風景

▲デトロイト空港からの風景

さて、私がなぜアメリカに住むことになったのか、そのきっかけをお話ししたいと思います。 私が初めてアメリカに来たのは高校2年生、16歳のときです。前年高校受験にちょっとつまずいて 落ち込んでいた私に、ある日母が言いました。「夏休みに外国にホームステイで行ってみてはどう?」と。

ホームステイ先は、アメリカ・イギリス・オーストリアから選べたのですが、昔からあこがれていたアメリカを迷わず選択しました。そのときはサクラメント郊外のアメリカのホストファミリーに1ヵ月お世話になりました。ただ何故かその前に、「このプログラムは1ヵ月だけれど、その後も ずっとアメリカに住むようになるに違いない」という不思議な予感を感じました。とても漠然としていたのですが、今でもはっきりと覚えているとても強い予感でした。

その予感どおり、その夏休みのプログラムから帰国してすぐに、10ヵ月の交換留学プログラム参加を決意。 それから1年後の高校三年の夏に、今度はシカゴ郊外のホストファミリーのお宅でお世話になりながら、 近くの高校にシニアとして通いました。 アメリカの高校を卒業後はアメリカの大学進学を目指し、家族の応援のもと無事マンハッタンのグリニッジ ビレッジにあるニューヨーク大学に合格。ちょうどそのころアメリカでは日本の文化が紹介され始め、日本語に興味を持つ人々が多くいました。そこで大学では日本語教師を目指すべくイーストアジア学 (East Asian Studies)を専攻することにしました。

大学卒業後は、ニューヨーク大学の大学院で教育課程を学ぶ予定でした。それが方向転換せざるを得ない出来事が起こり、急遽就職することになったのです。とりあえずすぐに就職できたものの、初めに働いたマンハッタンの会社ではエントリーレベルのアカウンティングアシスタント(初心者レベルの会計補佐)からの出発でした。私はどちらかというと数学が苦手だったのと、教職を目指していたためビジネス関係のクラスを全くとっていなかったので、この仕事に就いたことを少し後悔しました。

▲デトロイト市GM本社の あるビルにて

▲デトロイト市GM本社のあるビルにて

しかしエントリーレベルだったため、アカウンティングの実務を一から学ぶことができたのは私にとって大きな収穫でした。実際そのときの経験が元になり、ステップアップしていっていることを実感しています。その後その会社では、アカウンティングマネジャーにまで昇格しました。様々な経験を積み、現在働いている会社でのポジションはファイナンシャルコントローラー(Financial Controller)です。毎月の財務諸表の作成、年間バジェット(年間予算)の作成等がメインの業務です。また人事管理・労務法の知識と経験を認められ、エンプロイーベネフィッツ(従業員の福利厚生パッケージ)の プランニング、管理も兼任しています。

後編に続く・・・。

さて、<後編>では、アメリカの文化で大切にしていることをご紹介します。ぜひご覧ください。

ブログ:「アメリカ生活20数年〜ちょっといい出来事・わくわくすること・気づき・楽しいこと〜いろいろ綴っています。

*ニックネームの「マルヒア」はハワイ語で平和という意味です。 自分が常に平和な心を持てるよう願いを込めてつけました。英語で「Peace begins with me.」という言葉があるとおり、平和は自分自身から始まると信じています。

転載元 「研修出版発行 月刊OLマニュアル 2014年4月号 35頁から39頁掲載」(WEB転載許諾取得済)