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Railsエンジニアの魅力

「あっこの仕事やりたいな」、「この仕事面白そうだな」と思える仕事を見つけた時、自分のスキル不足であきらめなければならない経験は誰にでもあります。プログラマーであれば、自分が使える開発言語が増えれば、仕事の幅はかなり広がります。派遣スタッフとして長く、働いていくことを考えると、複数の開発言語をマスターしておくとかなり有利です。実際に皆様が憧れるトップ企業の求人は複数の開発言語を習得していることが前提条件になっていることが多いです。今、Java、PHP、COBOLなど一つの開発言語しかマスターしていない方はRuby on Railsをマスターされてはいかがでしょうか?

Ruby on Railsの魅力というのは何と言っても開発のスピードです。かなりの種類のWebアプリケーションを短時間で効率的に開発することができます。また、一度公開してしまったアプリケーションを簡単に前のバージョンに戻せたり、品質を向上させるためのテストが充実したりと、プログラマーにとって嬉しい機能が豊富です。

それ故に、Ruby on Railsは成長が速いアプリケーションやスタートアップビジネスのアプリケーションの開発環境に採用されることが多いのです。実際に以下のグラフにある通り、Tech Crunchの記事によると2014年に創業した企業でもっとも使用されている開発言語はRuby(Ruby on Rails)になっています。

また、Indeedの2014年5月の求人データを分析すると、Ruby(Ruby on Rails)の求人数は業界トップクラスの前年比142%の成長となり、年収900万円を超えるエンジニアが9%を超えるようになりました。家族がいる方や、将来の夢がある方にとって、収入の話は重要な話だと考えています。

最後にIPAが発行した「IT人材白書2013」に興味深いデータがありましたので、ご紹介します。このデータは現場のエンジニアの方は、その通りと思う かもしれません。Ruby on Railsの開発現場の大半がアジャイル方式で開発されています。そのアジャイル開発方式のほうが仕事が楽しいというデータです。

※「IT人材白書2013」は以下をご覧ください。PDFでダウンロードできます。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/back.htmll

今回の調査は666人のエンジニアにとったアンケートです。666人の内訳として、ウォーターフォール型の開発プロセスに従事しているエンジニアは465名でアジャイル型が201名とアジャイル型のほうがまだまだ少ない状況です。さて、データを紹介します。

Q1:今の仕事に一生懸命取り組んでいる

 

アジャイル型

ウォーターフォール型
よく当てはまる 28.4% 12.5%
どちらかと言えば当てはまる 52.7% 63.9%
どちらかと言えば当てはまらない 16.4% 18.5%
まったく当てはまらない 2.5% 5.2%

Q2:仕事が好きである

 

アジャイル型

ウォーターフォール型
よく当てはまる 23.4% 9.9%
どちらかと言えば当てはまる 51.2% 51.4%
どちらかと言えば当てはまらない 19.4% 29.2%
まったく当てはまらない 6.0% 9.5%

Q3:この仕事をしていることを誇りに思う

 

アジャイル型

ウォーターフォール型
よく当てはまる 23.4% 9.9%
どちらかと言えば当てはまる 51.2% 51.4%
どちらかと言えば当てはまらない 19.4% 29.2%
まったく当てはまらない 6.0% 9.5%

この3つのグラフを見ていただき、注目していただきたいのは、「よく当てはまる」の部分です。

全ての項目においてアジャイル型はウォーターフォール型の2から3倍近い数値を計測していることがわかります。
特に大きな差を示しているのは、Q3の「この仕事をしていることを誇りに思う」です。

いかがでしょうか?Ruby on Railsの魅力を技術面、収入面、開発方式面でご紹介しました。
ご自身の開発エンジニアとしての幅をRuby on Railsで拡げてみませんか?

執筆者:Rails技術者認定試験運営委員会 共同委員長 吉政忠志