今の職場でのお仕事が始まってからそろそろ2ヶ月が経とうとしていますね。新しいお仕事には慣れてきましたか？新しい職場に入っていくのは誰でもパワーを使いますね。今日は周囲に早くなじむためのコミュニケーション術をお伝えできればと思います。

「自分だけ派遣スタッフだと思うとなぜかうまく話せない」ということですね。これからの時代はますます働き方が多様になっていきます。派遣スタッフだけでなく、育児や介護、治療など、何らかの事情を抱えた時短勤務の社員、契約社員、業務委託されたフリーランサーなど。どんな契約形態であれ、職場にとっては一人ひとりが大切なメンバーであり、戦力です。派遣スタッフだからといって引け目を感じることはありません。むしろ、新しい風を吹き込んでくれる存在です。新しい職場の皆さんともっと積極的にかかわりを持っていけると良いですね。

会話にうまく入れないとのことですが、まずは聞き役に徹してみてはいかがでしょうか。円滑なコミュニケーションの基本は「聴く」です。話の内容に合った表情で、話している人の目を見る。頷く。あいづちを打つ。当たり前のことのようですが、ぜひ意識的にやってみて下さい。会話はキャッチボールです。自分のほうに自然にボールが飛んでくるようにするためにも、まずは心を込めた聴き方を実践してみましょう。あいづちには「さ・し・す・せ・そ」がおススメ。といっても、砂糖、塩、酢…調味料のことではありません。「さすがですね！」「知らなかったです！」「すごいですね！」「説得力がありますね！」「そうなんですね！」わざとらしい言い方はNGですが、きっと会話が盛り上がることと思いますよ。

印象面も大切です。まずは表情。いつもニコニコ明るい表情の人の周りには自然と人が集まってきます。体調や機嫌に左右されず、いつも安定した態度でいたいですね。また、声のトーンも印象に大きな影響を与えます。出勤したら、いつもよりもワントーン高めに朝の挨拶をしてみましょう。明るく、元気な印象となり、話しかけやすい雰囲気を演出できます。他の人から見て、明るい性格の持ち主だということがわかるように心がけたいところです。

自然に会話ができるようになるためには、きっかけとなる話題作りも大切ですね。周りの人に興味を持ち、よく観察してみましょう。例えば、持っているものを褒める、メイクや髪型についてコメントするなど。「〇〇さんのバッグ、センスいいですよね。私もそういうの、探してたんです！」とか「〇〇さん、髪切りました？涼しげでいい感じです！」褒められて嫌な気持ちになる人はいません。自分に関心を持ってくれているとわかるとうれしいものです。あくまでも、大げさにならないように、さりげなく。相手をよく観察していれば、話しかけるきっかけや話題はいくらでも見つかるものです。

「ポータブルスキル」という言葉を聞いたことがありますか？どんな職場でも活かせる汎用的なスキルのことです。今日ご紹介したコミュニケーション術で発揮されるのは、「傾聴力」「受容力」「支援力」と呼ばれる力。これらの力は、まさに職場が変わっても活かせる「ポータブルスキル」です。派遣スタッフとして仕事をしていく上では、どのような職場であっても、立場や仕事内容が変わっても、活躍するために役立つスキルが備わっていると自信につながりますね。このポータブルスキルを鍛えるつもりで、今日お伝えしたことにぜひチャレンジしてみて下さい。応援しています！